キングラン東海の桑野です。
室内で車いすを使用する機会があるご利用者様や、施設様を見ていると、柱の角に傷が付いている事があります。これは車いすでの移動、特に方向転換をする時に、フットパネルの辺りが柱に当たってしまうため、という原因が多いようでした。柱が割れてささくれ立ってしまうと、怪我をしてしまう可能性も出てきます。どうにか出来ないかと考えてみました。
角を保護する専用のスポンジは市販されています。写真のように、角につけるL字型の物と、薄い一枚板で角度や長さを変えられる物があります。



それぞれホームセンターと100円ショップで購入した計3種類を用意して自宅で試してみました。
L字スポンジはホームセンターと100円ショップの物ではあまり変わらず、消耗品という事を考えれば100円ショップの方が良さそうです。
一枚板は弾力もあり、折り曲げる幅を調整して覆いたい部分を変更出来ますが、一体になっている両面テープの粘着面が、剥がす時に細かく残るように剥がれてしまい、後処理が面倒でした。
両面テープは100円ショップの物とスポンジ専用の物を用意しました。
木にはどちらもしっかり張り付くのですが、100円ショップの物はあっさりと剥がれる為、持久力が心配でした。
専用の物は粘着力が強力ですが、柱の面に残ったりせず綺麗に取る事が出来ました。しかし注意しなければならないのは、接着させている物なので、長く貼っていると剥がす時に柱の塗料も一緒に剥がしてしまう可能性があるという事です。
そこで私がおすすめしたいのがこの「養生カバー」です。



これは、工事現場等での緩衝材として使われる物で、柱などの対象を挟み込むようにして使用します。これだけでも保護は可能ですが、縛る事が出来る柱なら、ひもや結束バンドで固定すると良いと思います。

※今回は木材の柱という事例でお話させて頂きましたので、壁紙の素材等により違った影響が出る場合がございます。ご了承下さい。
このコラムは弊社、医療・福祉事業者向け広報誌に掲載されているものから、福祉用具をご利用している、これから利用される方々にお役立ち出来そうな内容を抜粋したものです。今後もお役立ち出来そうな情報を不定期で掲載していく予定です。

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