本日、知人の紹介で、豊川市の住宅型有料老人ホーム「ひより会」さんにて、ボランティアをされている城所さんご夫妻の活動を拝見して参りました。

ボランティア活動名は「お茶会」ということで、裏千家の資格を持つ城所夫人がお茶を立て、陶芸を趣味にされているご主人が製作されたお茶碗で抹茶を頂くという催しでした。


時間になると利用者様がデイルームに集まり、城所ご夫妻の振る舞う抹茶を楽しみます。

ボランティアを始めた1年前の当初は、このような形でしたが、施設さんのお悩みをお聞きする中で新たに始めた取り組みがありました。それがこちらです。

生活に必要な物やサービスは全て施設で提供しておりますが、それ以外の物の買い物に出掛ける機会がなかなか無いというお悩みがあったそうです。

そんな中で、お菓子や果物など、利用者様が個人の楽しみで買うものを、「移動販売」ならぬ、「持ち込み販売」が出来ると、利用者様の楽しみになるのではないか?というお話になったそうです。

元警察官のご主人と、現役看護師の奥様。「小売り」をやっている訳でもなく、「小売り」で儲けるつもりも無いお二人は、ご利用者様との会話を通じて、ご利用者様が好きな物や喜んで頂けそうなものを、スーパーの特売等で1カ月買い貯めたり、農家の方から果物を安く譲って頂き、それを持ち込んで出来るだけ安く利用者様に買って頂く事を考えられました。

広げられた商品棚に、お茶を飲み終えた利用者様が続々と集ってきます。

お買い物かごを持って、好きなお菓子の買い物を楽しむ利用者様。毎月来られる城所ご夫妻との会話を楽しむ利用者様。また、お買い物をしながら利用者様同志の会話も弾んでいました。

代金は利用者様の実費で、施設さんが預かっているお金を受け取ってお買い物を楽しんでおられました。もちろん城所ご夫妻に利益など無く、諸経費等考えたらいつも赤字です。

お買い物は利用者様にとって慣れ親しんだ「生活」であり「娯楽」。皆さん、とっても活き活きとお買い物をしておられました。儲けを考えない城所ご夫妻の「持ち込み販売」は、利用者様の娯楽となるボランティアの1つの形だと感じました。

金銭のやり取りがあるため、全ての施設には難しいと思いますが、住宅型で、利用者様がなかなかお出掛け出来る機会が少ない、お買い物に行けない、などのお悩みを抱えられる施設には良い機会ではないでしょうか。城所ご夫妻も、ご要望があれば、豊川市内でしたら活動を広げることも可能との事でしたので、ご興味のある施設様は是非当社までお問合せ下さい。

素敵な活動を共有頂き、ありがとうございました!



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