キングラン東海の古川です。

病院さんへ新品のブラインドを取付けに行った際の出来事です。

ナースステーションで作業開始の挨拶をして各病室に入りました。

ある個室に作業へ行くと、患者様が

「なんで今日急に言うんだ!」と、とても機嫌が悪い様子でした。

私は、今日は作業をやめたほうが良いと思い、看護師さんに相談しに行きました。

すると看護師さんは「あの患者さん、いつもあんな感じだから、私が言いに行くね」と言ってくださいました。

看護師さんは患者様に、「今日来ることは決まっていたから、お願いだから作業させてあげてね」と説明してくださいました。

患者様は、了承してくれたものの、不機嫌そうでしたので恐る恐る作業に入りました。

作業していると患者様が、「ブラインドはタチカワだろ?」と話しかけてくださいました。

私は、「そうです。良く分かりますね?職人さんですか?」と言いました。

患者様は、「いや、タチカワで働いていた」と教えてくれました。

「ブラインドを作っていたのですか?」と聞くと、

「いや、設計しとった」と仰いました。

 

私はブラインドを設計していたことに関心を持ち、いろいろ話を聞かせて頂きました。

すると、仕事の話から生い立ちまで、たくさん話してくれました。

ブラインドについても、昔はヨコ型の羽はなく、タテ型が主流だった等の興味深い話をたくさんしてくださいました。

作業後、患者様に「今日はものすごく勉強になりました。ブラインドの達人に会う事ができてとてもラッキーでした」と伝えると、

患者様は、満面の笑みになっていました。

 

患者様の対応に基本はないので、患者様に応じた対応を心掛けています。

特に年配の男性は、自分自身の仕事の話を語る事が好きなように感じます。

これまでの経験を踏まえ、今後も私が作業したことで、患者様の笑みを作れるような対応を心掛けたいです。

(古川)

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