2009年11月17日 静岡県浜松市「第三静光園」様にて

今回取材させていただいたのは、静岡県浜松市にある
特別養護老人ホーム「第三静光園」様。

娯楽ボラ.comにもご登録いただいている、
利用者様への娯楽提供にも積極的な施設さんです。
【法人HP】 http://hikarinosono.or.jp/index.php

第三静光園様に、今回娯楽ボランティアとして訪問したのは、
なんと当社の営業・夏目君です。

第三静光園様では、利用者さんに「将棋」が大好きな方がおられるそうです。

デイサービスの利用者さんと勝負したり、ボランティアで来る中学生と勝負したり。
将棋がとにかく好きで、相手がいない時はパソコンでも将棋をするほど。

今回、娯楽ボラ.comへご登録いただいたのも、
この利用者さん「Sさん」の将棋の相手を募集するものでした。

そんな中、当社で小学校時代に文化祭の将棋大会で準優勝という
将棋好きの当社営業、夏目君が行ってみては、ということに。

夏目君に営業の合間の時間を作ってもらい、
当社初の娯楽ボランティアへの挑戦に伺うことになりました。

第三静光園様にも歓迎いただき、
おしゃべりを楽しみながらやってくれれば大丈夫ですから、
と気楽に参加できる雰囲気作りをしていただけました。

いよいよ対局の本番。

利用者さんのSさんと、挨拶を済ませると、
早速応接スペースでの勝負がスタートしました。

大抵の相手は10分ぐらいで負かしてしまうという強さのSさん。
相手の一手が出ると素早く次の一手を間髪入れず打ってきます。

見ているこちらも、その頭の回転の速さに驚きます。

一方、小学校時代に父親に教えてもらい、
自分でも本を読んで将棋の特訓をした夏目君もさすがに強い。

負けずにSさんに対抗して猛攻します。

Sさん自身も、強かった父親から将棋を習い、
もう50年も将棋を続けてきた実力者。

「常に3手先を読んで打ちなさい」
「意味の無い手は打ってはいけない」

と少しずつ指導もしていただきながら、
冗談や世間話を交えながら、笑いながらの真剣勝負でした。

第三静光園のスタッフの皆様にもとても良くしていただき、
途中でお茶やお菓子の差し入れをいただいたり、
近くで観戦しながら励ましていただいたりしました。

2時間半の長丁場、全四局。
結果は、3対1で、Sさんの勝利。

夏目君も、一局30分以上の粘りを見せて善戦しました。

「また時々打とう」
と言っていただけ、施設のスタッフの方々にも感謝いただけました。

私たちも、この緊迫した真剣勝負と、
Sさんの若さ・元気さに感動しました。

これまで、演奏や一芸を披露するボランティアさんの取材が多かったですが、
このような「完全参戦型」のボランティアにも非常に意義を感じました。

実際、Sさんは非常に生き生きしていましたし、
全く衰えを感じないSさんの姿にも嬉しさを感じました。

これを機に、当社でも将棋の趣味のクラブを作り、
こういった機会に参戦したいと考えています。

Sさん、素晴らしい勝負をありがとうございました。
夏目君、忙しい中本当にお疲れ様でした。
第三静光園のスタッフの皆様、心尽くしのご対応ありがとうございました。

★特別養護老人ホーム 第三静光園★

【住所】 静岡県浜松市北区根洗町681番地の4
【TEL】 053-437-8288
【HP】  http://hikarinosono.or.jp/index.php