NPO法人「イロドリ(仮)」のメンバー顔合わせが終わり、
次は設立に向けての申請の手続きの段となった。
しかし、その前に、NPO設立相談会にて教えられた、
活動目的への「魂入れ」をしなければならない。
(相談会の内容は→http://gorabora.blog16.fc2.com/blog-entry-28.html) そこで、改めて「何をしたいのか?」をとにかく絞り出す話し合いを、
設立中心メンバーの”あや”と行うことになった。
約1か月ぶりの再会だったが、”あや”の行動力に驚いた。
あれから「NPO設立」に関するセミナーをもう7回も受講し、
設立方法から実務、税務、労務などを勉強しているというのだ。
そのセミナーには実際設立された方も来ており、
設立前後の逸話などもいろいろ聞けたそうだ。
”あや”の話では、設立後でも「魂入れ」は十分にできるそうで、
「まずは手続き」というパターンもあるそうだ。
とはいえ、せっかく集まったのだからということで、
2人で設立後にできること、やりたいことを妄想することにした。
まず、二人で目的として一致したのは、
「音楽・アート」を基調にすることと、
「社会に開かれた」組織にすること。
私たちは、これまで素人同志での仲間内の音楽イベントや、
少々お金をもらって行うライブステージをこなしてきた。
しかし、そのいずれも向かうベクトルは「内」のケースが多かった。
”あや”は既に一般向けのホールコンサートもやるし、
ホテルレストランなどでのコンサートもやっているセミプロ的存在ではあった。
しかし一方で”あや”は「仲間でやりたい」という想いを持っていた。
私たちの次のステージは、これまでやってきたことを「社会に活かす」こと。
よって、音楽・アートを利用して、社会に対して発信していきたいと考えたのだった。
外に開かれた集まりにしていくには、どんな活動をしていきたいか?
妄想段階ではあるが、二人で出してみた具体案は、以下の通り。
まずは「音楽祭」。
それも、社会に開かれた、これまでとは一味違う音楽祭。
何組かのグループを集め、自分たちのパフォーマンスをしながらも、
童謡や歌謡曲など、子どもからお年寄りまで楽しめる曲を演奏する。
最初は、仲間内の出発かもしれないが、段々外に開いていきたい。
さらに、音楽だけでなく、アートも組み合わせられないか?
例えばあるテーマに沿って集めた絵の展示会をするとか。
そうすることで、より開かれ、よりメッセージが強くなるはず。
次に、福祉施設での活動。
福祉施設で、音楽を披露したり、音楽療法を行ったりする。
老人福祉施設や障害者施設などで、それらを行うことで、
利用者さんの楽しみや生きがいの想像ができないだろうか。
児童館や保育園・幼稚園でも、子どもたちに
音楽に触れるきっかけ作りのお手伝いができるかもしれない。
他にも、自分たちのテーマソング作りなど、妄想は尽きない。
そんなことを話し合った。
とても上質な時間だった。
さて、現実に目を戻すと、運営についてはいろんなことが必要だ。
まずは全体の「企画・運営」。
月に一度の会合やライブの企画・運営、各バンドとの折衝などがある。
次に、全体の「情報共有」。
会合での情報発信、メルマガや会報などの手段が必要。
「営業活動」も当然必要となる。
ライブ会場とのやり取りや福祉施設とのやり取り。
一般向けの「広報活動」も重要になる。
ホームページや、協賛して下さる方への広報誌の発行など。
さらに、「会計・財務・労務」などの実務もある。
資金の管理や決算処理、納税、そして雇用が発生すれば労務が発生する。
こういった仕組み作りもしなければならないことを話し合った。
しかし、ここで出た結論は、「まず、立ち上げよう!」ということだ。
11月の総会に向け、資料作りが先決だ。
そして、皆にやりたいことを伝え、皆の同意のもとスタートする。
そして、一つずつ、ステップを踏んでいこう。
そういうことになった。
こういった思いきりの良い楽観主義は”あや”特有のものだ。
いつも、勇気になる。
なにはともあれ、やることは決まった。
次回、11月8日に向けて書類作りで忙しくなるだろう。
でも、全然負担に感じないのが僕には不思議だった。