2009年10月17日(土) 目黒のカフェにて

NPO法人「イロドリ(仮)」のメンバー顔合わせが終わり、
次は設立に向けての申請の手続きの段となった。

しかし、その前に、NPO設立相談会にて教えられた、
活動目的への「魂入れ」をしなければならない。
(相談会の内容は→http://gorabora.blog16.fc2.com/blog-entry-28.html) そこで、改めて「何をしたいのか?」をとにかく絞り出す話し合いを、
設立中心メンバーの”あや”と行うことになった。

約1か月ぶりの再会だったが、”あや”の行動力に驚いた。
あれから「NPO設立」に関するセミナーをもう7回も受講し、
設立方法から実務、税務、労務などを勉強しているというのだ。

そのセミナーには実際設立された方も来ており、
設立前後の逸話などもいろいろ聞けたそうだ。

”あや”の話では、設立後でも「魂入れ」は十分にできるそうで、
「まずは手続き」というパターンもあるそうだ。

とはいえ、せっかく集まったのだからということで、
2人で設立後にできること、やりたいことを妄想することにした。

まず、二人で目的として一致したのは、
音楽・アート」を基調にすることと、
社会に開かれた」組織にすること。

私たちは、これまで素人同志での仲間内の音楽イベントや、
少々お金をもらって行うライブステージをこなしてきた。
しかし、そのいずれも向かうベクトルは「内」のケースが多かった。

”あや”は既に一般向けのホールコンサートもやるし、
ホテルレストランなどでのコンサートもやっているセミプロ的存在ではあった。
しかし一方で”あや”は「仲間でやりたい」という想いを持っていた。

私たちの次のステージは、これまでやってきたことを「社会に活かす」こと。
よって、音楽・アートを利用して、社会に対して発信していきたいと考えたのだった。

外に開かれた集まりにしていくには、どんな活動をしていきたいか?
妄想段階ではあるが、二人で出してみた具体案は、以下の通り。

まずは「音楽祭」。
それも、社会に開かれた、これまでとは一味違う音楽祭。

何組かのグループを集め、自分たちのパフォーマンスをしながらも、
童謡や歌謡曲など、子どもからお年寄りまで楽しめる曲を演奏する。
最初は、仲間内の出発かもしれないが、段々外に開いていきたい。

さらに、音楽だけでなく、アートも組み合わせられないか?
例えばあるテーマに沿って集めた絵の展示会をするとか。
そうすることで、より開かれ、よりメッセージが強くなるはず。

次に、福祉施設での活動
福祉施設で、音楽を披露したり、音楽療法を行ったりする。

老人福祉施設や障害者施設などで、それらを行うことで、
利用者さんの楽しみや生きがいの想像ができないだろうか。

児童館や保育園・幼稚園でも、子どもたちに
音楽に触れるきっかけ作りのお手伝いができるかもしれない。

他にも、自分たちのテーマソング作りなど、妄想は尽きない。
そんなことを話し合った。
とても上質な時間だった。

さて、現実に目を戻すと、運営についてはいろんなことが必要だ。

まずは全体の「企画・運営」。
月に一度の会合やライブの企画・運営、各バンドとの折衝などがある。

次に、全体の「情報共有」。
会合での情報発信、メルマガや会報などの手段が必要。

営業活動」も当然必要となる。
ライブ会場とのやり取りや福祉施設とのやり取り。

一般向けの「広報活動」も重要になる。
ホームページや、協賛して下さる方への広報誌の発行など。

さらに、「会計・財務・労務」などの実務もある。
資金の管理や決算処理、納税、そして雇用が発生すれば労務が発生する。

こういった仕組み作りもしなければならないことを話し合った。

しかし、ここで出た結論は、「まず、立ち上げよう!」ということだ。
11月の総会に向け、資料作りが先決だ。

そして、皆にやりたいことを伝え、皆の同意のもとスタートする。
そして、一つずつ、ステップを踏んでいこう。

そういうことになった。

こういった思いきりの良い楽観主義は”あや”特有のものだ。
いつも、勇気になる。

なにはともあれ、やることは決まった。
次回、11月8日に向けて書類作りで忙しくなるだろう。

でも、全然負担に感じないのが僕には不思議だった。