第23話「医療・福祉カーテンのルーツ」





1979年、生地とネットが一体になった病院専用カーテンが日本で初めて誕生しました。

これを開発した会社こそがキングラン株式会社(東京・神田)です。

カーテンのリース期間である、5年間の運用と幾度のクリーニングに耐えうるよう開発された「キングランカーテン」。

そのルーツは、群馬のカーテン製造工場にあります。







まずは、糸の整備をする工場から。

撚糸された糸は、編むにはまだ荒くて不安定な素材の状態です。

この糸に均等な張力を掛け、製造時に強度・質感にムラが出ないように均一に引き延ばしながら巻き取ります。



タフさと手触りを両立させる糸作り







タフさを持ちながらも、柔らかい手触りを実現するのが上記の「ウーリー加工」された糸です。

糸が一度熱処理され、上の拡大写真のように羊毛に似た質感になります。

糸作りの段階でもひと手間がかかっていることに、日本のモノ作りの凄さを感じます。