平安時代に見られるカーテンの原点

日本においては、平安時代に「几帳」が可動間仕切り的に用いられたり、「御簾」というすだれを窓に使用したり、「壁代」という布製品が壁面に使用されており、それらが今日のカーテンの原点であると考えられています。
武家時代になると、壁や襖や障子がこれらにとって代わる事になります。



カーテンが実際に渡ってきたのは江戸初期

日本でカーテンが初めて使われるようになったのは江戸時代の初期で、長崎の出島に外国公館が出来た頃というのが通説になっています。
しかしその頃は外国公館のみで使われており、実際に日本人が使い始めたのは幕末から明治にかけての時代であったのではないかと言われています。
当時のカーテンはほとんどが輸入品の重厚で高価なもので、一部の上流階級が使用していました。

家庭におけるカーテン普及は昭和30年代

一般住宅に本格的にカーテンが普及し始めたのは、昭和30年代入ってからとのこと。
日本住宅公団によるアパート建設が始まったことにより、住宅産業が盛んになり、カーテンが生産されるようになったそうです。
その後昭和40年代に入ると、遮光、遮熱、防音などの諸機能を持つカーテンが登場し、家庭の必需品として定着してきたのです。

※カーテンの歴史に関しては文献がほとんど無いため、インターネット等の情報を利用しております。あくまで参考程度にして下さい。