キングラン東海の原田です。

先日、豊橋市民センターにて、弊社の係長・課長メンバー10名を対象に、半年に1度の「リーダー研修」を開催して参りました。










弊社は「チームワーク」がとっても大切な仕事をしています。そのため、部署内外問わず、コミュニケーションと連携を図っていく必要があります。とはいえ、部署が違うと利害も生じやすく、お互いの正義感・責任感ゆえのぶつかり合いがあります。

そこで今回は、「お互いの違いを知る」ということをテーマにしました。お互いは違う人間で、同じ事柄に対しての感じ方も、言葉の解釈も違う。「違うんだ」という事を知り、それを受け入れる事がチームワークのスタートになると考えました。

まずは、様々な質問・課題に対し、それぞれが意見を紙に書き、一人一人発表します。そこで「自分とは違う」アイデア・意見が出ていたとしても、違いとして受け入れ否定しない、という形でワークを進めました。

そして、違いを知るうえで役立ったワークがこちら。「ヘリウムリング」というフラフープを使ったワークです。












これは、フラフープを5~10名が囲み、利き腕の人差し指の第一関節だけを使い、フラフープを持ち上げた状態から床まで下ろす、という単純なワークです。ただし、フラフープから指が離れたり、第一関節以外の部分を使ってはならず、その場合はスタートからやり直しとなります。

簡単に見えて難しく、ちょっとした高さや力の差でフラフープが大きく傾きます。「そっち高過ぎ!下げて!」と言っても、お互いの意思疎通がなかなか出来ません。お互いに試行錯誤しながら何度もチャレンジしましたが、制限時間目安5分の所、30分過ぎてもゴール出来ませんでした。

このワークから、メンバーは「お互いが違う」という事を痛感したようです。お互いが基準を示しても、相手の頭の中では違うものになってしまう。同じ言葉や現実に対して、お互いの捉え方が違う。そんな事がこのワークから学ぶ事が出来ました。

「全社一丸」となるには、基準を作り、意志の統一を図るだけではなく、このように「お互いが違う」という事を認識し、その「違い」を「個性」と捉え、受け入れ、尊重していく事を、仲間と共に取り組んで行こうと思いました。